①新車の下地処理の重要性
納車されたばかりの新車には、ガラスコーティング下地処理は必要ないと思われがちですが、新車は必ずしも綺麗と言うわけではないです。
メーカーやディーラーで長期間在庫となっていた車や海外からの輸入された車などは、目に見えない汚れが付着している場合があるので、きちんとした下地処理とコーティングは必須です。
新車が納車された時点では、塗装表面にワックスや油脂類が付着している場合が多くあります。そうした汚れを除去したり場合によっては、細かいキズなどの処理が必要になってくる場合もあります。
こうした処理を行うことで、ガラスコーティングの性能も大幅に変わってしまいます。
もしちゃんとした下地処理をしないとコーティングされた表面の性能が落ちたり、密着不良などが発生し、すぐに汚れてしまいその都度コーティングをやり直したりといった事になります。
新車が納車された時点で行うコーティングは、その車自体の塗装の寿命を左右すると言っていいほど重要なものです。
適正な下地処理は、愛車を長い間綺麗に保つ事に繋がるので、メーカーやディーラーから新車が納車されたらなるべく早く、適正な処理が出来る会社でコーティング作業を行って貰うようにして下さい。
白の車や板金塗装後でも必要なのか
では、キズなどが目立ちにくいとされる、白の車やシルバーの車なら下地処理は要らないのかと言われれば、実のところそうではありません。
塗装の構造自体は色が白の車であろうが黒の車であろうが同じですので、いかにキズが目立ちにくいといっても、肉眼で確認できない程の僅かな汚れやキズなどは必ずと言っていいほど付着しています。ですから、他のカラーと同様に、コーティング処理を行う際にはきちんとした下地処理が必要です。
それでは、大きなキズや凹みなどを修復した、板金塗装後の車には下地処理が必要なのでしょうか。板金塗装後は一見すると綺麗に見えますが、板金を行う業者が最終工程で使う液剤が異なり、どういうものが塗装表面に付いているかは、業者によってまちまちです。
なので、板金塗装後に新たにガラスコーティングを行う場合は、表面に付いている不要な液剤などを取り除いてコーティングする必要があります。
板金塗装の表面がどんなに綺麗に見えたとしても、そのままの状態で下地処理を行う事は出来ないのです。したがって、白の車やキズなどを修復するために行った、板金塗装後でもきちんとした処理が必要になってくるという事は覚えておきましょう。
②DIY用コーティング剤
テレビショッピングで「新車の輝きが!」と謳えば、すぐに電話しているし、ホームセンターでは、ワックス売り場が巡回コース。能書きを覚えるほどに見まくって、こ1時間ほども悩んだり。
なにしろ、どのワックスも「新車の輝きが蘇る」し、「手間なし簡単」「3ヶ月以上そのまま長持ち」と書いてあるのですから。
ええ、試しました。片っ端から。水性、固形ワックス、はては親水性ワックスまで。それほどに我が愛車の外装が痛んでいた、とも言えますが。
結果。至ったのは、「汚れたらすぐ拭く」が一番楽なことが分かりました。
『フクピカ』です。
ワックスがけは、作業自体、なんやかやで1時間かかりますから(軽自動車ならそうでもないかも知れませんが)。横着者には苦痛ですし、妻から「またワックスがけしてんの?」と呆れられるのも面白くありません。
その点で、フクピカは、汚れた部分を拭き取るだけでワックスまでかかる優れもの。乾かす必要すらありません。
状態は、2週間ほども維持されませんが、1枚30円くらいなら上出来と言えるでしょう。
小傷は?
意外につきませんが(素材がいいらしい)、もともと気になるほどの状態でもなかったので、これで十分です。
自分で出来る撥水タイプのDIYガラスコーティング剤も試してみる価値ありますよ。