車ドライバーによっては、ガラスコーティングの施工を自力で行っています。確かに自力は、費用に関するメリットはあるのです。いわゆるDIYでガラスコーティングの施工を行うドライバーも多いですが、それにはハードルもいくつかあります。
例えば、塗りムラなどは要注意と言えるでしょう。言ってみれば、絵の具の偏りのような状態です。
図工の時間に使う絵の具は、たまにボリュームの偏りが生じてしまう事もあります。絵の具の著しい偏りなどは、やはり美術作品の出来栄えには大きく関わってくるでしょう。一部分だけに塗料が固まっていれば、あまり見栄えは良くありません。ですから絵画を行う際には、絵の具の偏りには注意する必要があります。
同じ事は、車に対するガラスコーティングにも言える訳です。やはり偏りが生じていると、車の見た目は悪くなってしまうでしょう。客観的な印象をよくする為にも、何とかムラは回避したいものです。
どうすれば塗りムラを回避できるかというと、主たるポイントは3点あるのです。まず1点目ですが、やはり隙間があるかどうかを確認しておくべきです。あくまでもガラスコーティングは、隙間なく塗られている必要があります。一部分でも欠けてしまいますと、仕上がりが非常に悪くなりますから、丁寧に施工を行うのが望ましいでしょう。
2点目は、ブロック単位でガラスコーティングの施工を行うべきなのです。決してブロック飛ばすべきではありません。
ある意味それは、畳のようなイメージになります。住宅の床の部分に設置されている方には、一枚一枚を丁寧にお手入れを行って行くでしょう。1つの畳の清掃が完了したら、次の畳に移るといった具合です。
それでもちろんどれか1つの畳に対する手抜きなどは禁物なのです。どれか1つの畳を飛ばしてしまえば、全体の仕上がりが悪くなってしまうでしょう。あくまでも一つ一つの畳を、丁寧に作業する必要があります。
同じ事は、ガラスコーティングにも言える訳です。実際には車体にブロックや畳などが敷き詰められている訳ではありませんが、そういうイメージで作業を行う方が良いでしょう。1つのブロックを着実に完了させて、また別のブロックに映っていくイメージです。一つ一つを着実に塗っていくイメージで作業を行えば、塗りムラも発生しづらい傾向はあります。
それと3つ目ですが、基本的にガラスコーティングが多い分には問題ありません。少ない方が問題なのです。
例えば車体に対する全体像を見てみたところ、一部分だけならガラスコーティング剤が少ないという状態は、大いに問題です。その少ない箇所に対しては、やはりガラスコーティングを補ってあげる必要はあります。
逆にガラスコーティングが多い箇所というのは、基本的には問題ないのです。つまりガラスコーティング剤を使う時は、出し惜しみしない方が良いのです。基本的にガラスコーティング剤の塗り過ぎなどは、特段に大きな問題が生じる訳ではありません。
図工の時間で使う絵の具などは、そうでは無いでしょう。一部分だけ塗り過ぎになっていれば、全体的な仕上がりが悪くなってしまう事は多いです。ですから図工の時間で使う絵の具のボリュームなどは、ある程度はコントロールする必要があります。
それに適してガラスコーティングの塗料の場合は、基本的に塗り過ぎを心配する必要がない強みがあります。それよりも、少な過ぎる事が問題なのです。あまりボリュームが少なくて、ムラが生じてしまえば、コンパウンドによる補修作業が必要になってしまう事もあります。それを防ぎたいと思うなら、ガラスコーティングはたっぷり使う方が良いでしょう。
つまり隙間確認とブロック単位での施行と塗り過ぎという3点が、ガラスコーティングの塗りムラを防ぐ為の主たるポイントと言えます。